概要
OculusRift CV1(コンシューマ向け)の発表も近づいてきたので、OculusVR社は自社OculusSDKやOculusRuntimeを積極的にアップデートしています。
また、最新版の各種ゲームエンジンでは組み込みでOculusRift対応を進めています。(UE4は前から、Unityは5.1から)
そんなタイミングですが、最新のOculusSDK0.7以降では動作未保証になってしまったOptimusノートPC+Unity5.1でOculusRiftDK2の動作環境を作ってみようと思います。 色々検討した結果、今回はExtendModeなら最低でも動きそうな0.5.0.1環境にします。
非プログラマ向けの手順をこれから書いていくので、分かる人は読み飛ばして「最後にまとめ」だけ読んで頂ければと思います。
(主婦ゆに本の、Unity5対応版も購入者は手に入れられるはずなので、ご検討ください)
このエントリに書かれていない事
- 最新のUnity5.1以降で導入されたUnityネイティブのVR support
- OculusRuntime 0.7対応
準備する物(もしくは、動作環境)
- Windows7以降のPC(10はお勧めしません)
- Unity 5.1.3 ( http://unity3d.com/jp/get-unity/download/archive ) 5.2以降も動くはず!(Unity5.2.2p4では動きませんでした。5.1系の方が良さそうです)
- OculusRuntime 0.5.0.1 ( https://developer.oculus.com/downloads/pc/0.5.0.1-beta/Oculus_Runtime_for_Windows/ )
- Oculus Unity 4 Integration V0.5.0.1-beta ( https://developer.oculus.com/downloads/pc/0.5.0.1-beta/Unity_4_Integration/ )
- replace.vbs (後で使います https://copy.com/hRN8i2EAfm1fiVmh )
UnityとOculusRuntime0.5.0.1はインストールしておいてください。 下の2個はダウンロードだけしておいてください。
環境構築
一発撮りで申し訳ないですが、Unity上での操作手順を動画で撮ってみました。 8分程度です。
上の動画で作った動作確認用exe
OculusRuntime 0.5で動作確認済みです。
このexeの価値は、Optimus環境でOculusConfigUtilityの机と椅子のデモ(Show demo scene)が、クラッシュする事が多いので、
Optimus機の方は、机と椅子のデモ代わりの普通の動作確認にお使いください。
https://copy.com/Y22DH1oo7bXSSvuB
最後にまとめ
- Optimusノートで動かす可能性があるコンテンツは、現時点でSDK0.5.0.1で作るしかないので、その環境を作る
- Unity5.1以降であっても、VR Supportを使わなければ、普通に OculusUnityIntegration.unitypackage をインポートできる
- 0.5.0.1対応のOculusUnityIntegrationをUnity5.1で使う場合は、パッケージをインポート→自動のUnity5向け変換をした後に、Assets/OVR以下のスクリプト内で #if UNITY_5_0 という定義があるので、そこを UNITY_5_0 || UNITY_5_1 などに書き換える必要がある
- Optimus機の場合は DirectToRift.exeを右クリックして、グラフィックプロセッサと共に実行→高パフォーマンス で起動する必要がある