2014/6/27 ジェミノイドを見ていたおばちゃんの観察記録

過去の日記を漁っていたら、科学未来館に行ってジェミノイドコーナーでプラプラしていた時の記録があったのでサルベージ。

今日はジェミノイド(以下、オトナロイド)を、一般のいわゆるおばちゃんがどう接するのかみたいなのを生で観れてとても面白かった。以下つらつらと書きます。
おばちゃん達は最初、オトナロイドを気味わるがったり、スマホで不躾に写真を撮ったりしていました。ところが、気味わるがっている発言を認識して、オトナロイドが悲しいと言い、悲しそうな表情になると「もしかしてこのロボットは会話が通じるのかな?」みたいな空気が醸成されて、以降会話が成立しました。

そんな感じでしばらくすると、コントロールルームから中の人が出て来て、遠隔操作であることを説明して、音声認識ではなく中の人がいることを知る訳ですが、その後もオトナロイドに対して気味わるがったりする感じは消えて、感心したりコントロールルームに誰もいなくても話しかけたりしていました。

これは僕の視点から見た話で、一般解だと見なすのは非常に危ういですが、ある地点で不気味の谷を超えると、その対象のロボットに対して「失礼なこと」をしなくなる。と言うような雰囲気を感じました。
そして不気味の谷と言うのは見た目や仕草だけでなくて、コミュニケーションが成立する(しているように見えるか)が、かなり大きな比重を占めているように思いました。似たような例だと、例えば「日本語が通じるとわかったガイジン」に対するような感じかもしれません。

見た目や仕草がちょっとぎこちなくても、意思が感じられたらオッケー!なのかもしれません。非常に興味深い光景。

(どうぶつとかのペットに対しての物と近いのかしら?)