概要
今の自宅で使っているメインPCがパーツを継ぎ足しながら4年ほど使っていたので、VR Readyで「ある程度軽量で」「リュックに入り」「そこそこ速い」PCを仕立てました。
5kg程度で11.5リットル の容積に収まるような物が出来ました。
これはGTX980搭載の17インチノートの i71100(と巨大なACアダプタ)と比べて(モニタとかキーボード分だけ重いけど安価なので)トントンかなあと思っています。
(以下パーツリストですが、ツクモとかに足を運んで「重量が軽くて容積取らなくてVR Readyなやつ一式!」と頼んだほうが確実だと思います。あとはG-Tuneさんのリトルギア、よく出来てますアレ)
パーツリスト
ケース
SilverStone SST-SG13
最重要パーツです。
- 268mmまでのVGAが入り(268mmはGeforce GTX1080やTitan Xのリファレンスカードの長さです。)
- 容積が11.5リットルで(これはLittleGearの60%くらいです)
- 排熱設計に無理がない
- 軽量(2.43kgです。SST-ML08やNode 202だと、1kgや2kgくらい重くなります。これは腰に効いてきます)
- 安価(6000円程度で買えます)
という理由で選びました。MicroATXで組むと必然的に7kgや8kgになるので、mini-itxで組むしかないです。
電源
CORSAIR SF600
SFX電源の決定打です。ケーブル長も短めでmini-itx系と相性が良いです。SF450でも良いと思いますが、余裕を持って600Wにしました。SG13はATX電源も搭載出来ますが、クーラーのスペースや配線の取り回しを考えて、敢えてSFX電源を選んでいます。低負荷時はファンが止まって便利。
CPU
TDP 65Wなのがポイント、デモでぶん回した時に熱量が少ないほうが嬉しいです。 予算的にちょうど良かったのでこれ。
メモリ
OCする予定は無いので、普通のDDR4で16GB *2を選択。メモリ32GBはUnityでライトマップをベイクするときにあると便利です。DDR3の頃はmini itxで32GBは出来なかったので、記念に。
SSD
大容量で安いやつ。というだけで選んでいます。512GBでは割とすぐに容量が足りなくなります。 お金が余ってたら英amazonでM2の950Proとか買いたかった…
僕の思想としてはこんな感じです。ソフトウェアを書いてお金を貰う立場である以上、予算をCPUのクロック0.5GHzアップや、SSDのIOPSが10%速いとかよりも、気軽にソフトウェアやSDKを試せる大容量SSDに突っ込みます。
ともかく新しいライブラリやソフトウェアを試すときに必死に空き容量増やしたり、システムドライブ外にインストールしてバグを踏むコストがつらいので、困ったらバンバン大きなドライブ買う
— 絵麻さんを養って幸せな家庭を築く (@izm) 2016年6月23日
マザーボード
Gigabyte GA-Z170N-Gaming 5
無線LANとBTがオンボードで、USB3.1ポートがある。という理由で決めました。mini-itxだと拡張ボードを刺せないのでオンボードでなるべく最新規格に対応しておきたいです。
なんか ピカピカ光って邪魔です が、まあ…こういうの好きな人が多いのかな…
GPU
ポンド円が爆発して2割くらい安くなったので このGTX1080を送料込み£559.73で買いました。決済当時のレートで約7.5万円です。EVGAの個人輸入は保証も効くし神ですわ…
(まだ届いてないので、とりあえず今は手元にあったGTX970を刺してます)
CPUクーラーなど
この辺はまあお好みで。 手裏剣リビジョンB は、安くてソコソコ静かなので。(SST-SG13とATX電源の組み合わせだと入らないはず。SFX電源を選んだので入ります)
電源ケーブルは最近はこれがメチャクチャ気に入っています。細くて柔らかいのでデモの運搬でも凄く便利です。800W以上流すと燃えるらしいですが、大体の機材はみんなこれに置き換えたい…
キーボードはMicrosoft All in one Media Keyboardをデモでは使ってます。UEFIモードでの起動時から認識するので、出先に持っていってPCが立ち上がらないとかにも対応できます。