2015/8現在のOculusRift+UnityのノートPC対応 開発動作環境構築

概要

OculusRift CV1(コンシューマ向け)の発表も近づいてきたので、OculusVR社は自社OculusSDKやOculusRuntimeを積極的にアップデートしています。

また、最新版の各種ゲームエンジンでは組み込みでOculusRift対応を進めています。(UE4は前から、Unityは5.1から)

そんなタイミングですが、最新のOculusSDK0.7以降では動作未保証になってしまったOptimusノートPC+Unity5.1でOculusRiftDK2の動作環境を作ってみようと思います。 色々検討した結果、今回はExtendModeなら最低でも動きそうな0.5.0.1環境にします。

プログラマ向けの手順をこれから書いていくので、分かる人は読み飛ばして「最後にまとめ」だけ読んで頂ければと思います。

(主婦ゆに本の、Unity5対応版も購入者は手に入れられるはずなので、ご検討ください)

このエントリに書かれていない事

  • 最新のUnity5.1以降で導入されたUnityネイティブのVR support
  • OculusRuntime 0.7対応

準備する物(もしくは、動作環境)

UnityとOculusRuntime0.5.0.1はインストールしておいてください。 下の2個はダウンロードだけしておいてください。

環境構築

一発撮りで申し訳ないですが、Unity上での操作手順を動画で撮ってみました。 8分程度です。

www.youtube.com

上の動画で作った動作確認用exe

OculusRuntime 0.5で動作確認済みです。
このexeの価値は、Optimus環境でOculusConfigUtilityの机と椅子のデモ(Show demo scene)が、クラッシュする事が多いので、 Optimus機の方は、机と椅子のデモ代わりの普通の動作確認にお使いください。

https://copy.com/Y22DH1oo7bXSSvuB

最後にまとめ

  • Optimusノートで動かす可能性があるコンテンツは、現時点でSDK0.5.0.1で作るしかないので、その環境を作る
  • Unity5.1以降であっても、VR Supportを使わなければ、普通に OculusUnityIntegration.unitypackage をインポートできる
  • 0.5.0.1対応のOculusUnityIntegrationをUnity5.1で使う場合は、パッケージをインポート→自動のUnity5向け変換をした後に、Assets/OVR以下のスクリプト内で #if UNITY_5_0 という定義があるので、そこを UNITY_5_0 || UNITY_5_1 などに書き換える必要がある
  • Optimus機の場合は DirectToRift.exeを右クリックして、グラフィックプロセッサと共に実行→高パフォーマンス で起動する必要がある