汎用的な機構として2軸の電動シリンダーと振動ユニット(BASE Shaker系)を仕込んだ座面というのが
- RealDrive
- Train Meister
- Argyle Shift
という3コンテンツで共通してました。おそらくFLEX-GP系っぽいシリンダーかなあと思います。
二軸のエレキシリンダーですか pic.twitter.com/35HUORa0D4
— 絵麻さんを養って幸せな家庭を築く (@izm) 2016年4月16日
また、風の制御はほぼ2値っぽく感じますが、効果的に使われていました。
入り口でしのびやさんのVR体験用アイマスク 衛生布 http://store.shopping.yahoo.co.jp/moguravrstore/eiseinuno-gear-vr.html を配られます。衛生面配慮としては、すごく良いですが、もうちょっとだけ中央の目部分が広く空いていると更に嬉しいですね。
多くのコンテンツで共通でしたが、「ゆるっゆるにしたVIVEを手で支えてもらい、両サイドのベルクロ締め直し」の運用で、ピントの大外れが無いので安心でした。IPD調整は無かったので、大体65mmくらいに合わせてあったのかもしれません。
自キャラをしっかり描画するのではなく、IKを使って両手両足だけを半透明で描画、というのが目立ちました。やはり完全一致させるのつらいですよね。 以下各コンテンツの大雑把な感想です。
アーガイルシフト
UIの視線操作レティクルが、ちょろっとだけ遅れて付いてくるところが可愛かった。よくできています。あとはモニターグラフィクスはプロっぽい感じでとても好きです。
実質的にVRIDEと同じでボタン1個と頭部の視線操作のみでした。やはり初見でロボットもので、というと複雑な操作系は導入し辛そうですね。
高速移動も多かったですが、コクピットに十分な広さがあって、視線を引くUIや女の子が目立つので、意外とVR酔いはしにくそうです。
めっちゃ盛り上がるのですが、大変アツいシーンで「To Be Continuedなので、続きを早く!」という気持ちです。
自キャラの描画は腕と足のみ固定表示ですが、腕がレバー位置に合わせてIKで動くので、意外と体感が一致して楽しいです。
UE4製で、描画品質はかなりカリカリのチューニングが入ってそうです(テクスチャ解像度がキワキワまで落としてる雰囲気です)
Viveのスタンディングモードっぽい。
Ski RODEO
体感筐体がおそらく既成品?こういうのが用意できるのがバンナムさんの強いところですね。
スキー板のエッジ判定がリニアじゃないので、グイっと一定以上曲げないと全く効かないのを理解していないと(スキー経験が浅いと)曲がりにくく感じるかもしれません。
全コンテンツ中一番の自由度があり、一方でルートの目安も無いので若干の投げっぱなし感はありました。
気になる衝突時のVR酔い対策の挙動としては、急激にホワイトアウトして直前地点からのリスタート、という手堅い手段。
でも、酔う人は酔うかもしれませんね。
Viveのスタンディングモードっぽい。しかしセンタリング処理(前を向いて視線方向リセット)が、どうもOpenVRの現在のAPIだと、OculusのものよりもYaw軸がキマりにくい気がします。
スキー板の角度が斜めってしまって、スタート前に何度か処理をやり直してもらいました。
UE4製で、雪原は綺麗に出るので楽しいですね!
高所恐怖SHOW
高所恐怖SHOWで使われていたトラッキングはヘッドトラキングも含めてVicon製で、速い動きには追従しません。技術協力にクレセントさんの名前があるので、その関係でViconが使われているのかもです。
トラッキング外れが結構起きますね…
しかしハードウェアセットアップ含めて、すごく気合が入っていて、とても楽しかったです。
ネタバレになりますが、木の板が若干ガタつくようにしてあること、往路よりも復路の難易度が上がる仕組み、「命綱」として腰につけるものが、HMDのケーブリングも兼ねていることなど、とても考えられています。
エレベーターでの移動など、一連の体験の流れがとてもスムーズで、良いコンテンツです。これは体験しないと損ですね。
脱出病棟Ω
4人までの同時プレイ可能。ボイスチャットが常に入っているので、友達と遊ぶと楽しいです。
操作系は固定された(車)椅子に座って、左手が前進後退レバーで右手が常時給電しているHTC Vive のコントローラを懐中電灯に見立ててプレイ。
このコンテンツは技術的なところよりも、演出がとても良く出来ています。描画品質も一番高かったかもしれません。閉所と暗闇はレンダリングの親友!
Train Meister
単純に出来が良かったのと、僕はあまり鉄道に詳しくないのであまり記憶には残らず…
終了時に講評が出たり、チュートリアルが丁寧だったり、前述の揺れるシートを使っていたりで、良い仕事されているなあ…このまますぐに売れるなあ…という気持ち。
リアルドライブ
このコンテンツはHMDではなく、視野ほぼ180度を覆うプロジェクタとドームスクリーン。いわゆる手堅く動いていました。おそらく近いうちに全国のゲームセンターで稼働するのではないでしょうか。
描画品質的にはAsset Corsaとかを想定していましたが、もう少しトラディショナルな描画でした。おそらくATモードを選んだ方が普通の人は楽しめるのではないでしょうか。
これも良い感じに椅子が動いて楽しいです。